00. お名前とサイト名をどうぞ。また、よろしければなにか一言。
すぎはら ゆうと申します。
サイト名はMarshmallow-pilloW(っつってもまともに稼動なんかしてませんが)
@剃刀の切れ味のある文章、Aそこはかとなくエロスのある文章を目指して、ちょっとでも上達できるようがんばります。
***の下を反転させると往生際の悪い言い訳があります。
終了後の反省。
@字数オーバーが多すぎる。(都合45個中18個で文字数オーバー)
A場面がちょんぎれてて収まりが悪いのが多い。
後でみると恥ずかしいどころか現在進行形で恥さらしまくりですが自戒をこめてあえて人目にさらしておきます。
個人的に気に入ってるのは09と28です…。
2周目は反省点を踏まえてがんばりたいと思います。
01. 告白 【65文字】
“愛してる”
「嘘つき」
“嘘じゃないって”
目を閉じれば、そこにあの薄っぺらい笑顔があるのだ。
「本当に、あの時あなたを殺しておけばよかった」
******
思ったよりずっと難しかった…。薄っぺらいのはこの文章だよ。
65文字ってキビしい
02. 嘘 【67文字】
まばゆい光の中に一歩踏み出せばそこは、虚飾と虚構に
産み育てられた銀幕の迷宮
この場所こそが私の墓場
最後の瞬間まで、欺き続ける
私は、女優だ
******
2文字オーバー
昨日の凡凡にくらべたらまだまだマシ…か?
お題からかなり踏み外してる気がする。27と交換するべきかも…
っていうか、これモノローグじゃん…orz
文章に切れ味が欲しい…。
03. 卒業 【66文字】
「あの時、どれだけたくさんのものをなくしたのか、僕らは知らなかった」
彼は微笑む。
残酷に
いっそ優しげに。
「本当に、知らなかったんだ…」
******
1文字オーバー
ええと。真ん中のは順番間違えたわけでなくわざとですが、効果が上がったかは謎。
モノローグを台詞に置き換えただけ?
あいかわらずどんなシチュなのかさっぱりわかりゃしません…
04. 旅 【67文字】
幼い兄妹が並んで電車に乗り込む様を、大人達は微笑ましく見送る。
「いいな、お父さんには絶対内緒だぞ?」
「うん、はやくおかあさんにあいたいな」
*******
2文字オーバー
なんだか暗いのばっかりだったのでちょっと軽めに。でもどことなく不幸臭…この不幸好きが!
やっぱりひねりが足りてないと思う。
05. 学ぶ 【66文字】
「君達もう社会人でいいところを親のスネかじって趣味で勉強に来てるんだから、容赦はしないよ?」
年若い助教授はにっこり笑って言い放った。
*******
1文字オーバー。
オーバーせずに書けんのでしょうか私。
昨日よりさらに軽めに。
場面はまあはっきりしたんじゃないかと…
06. 電車 【67文字】
そして再び、目の前を風が通り過ぎて行く。
「時間に正確なのも、勘弁して欲しいよね…」
時計など見なくたって、きっちり時間が解かってしまう。
******
2文字オーバー…
今回ものすごく難産でした…。
いつにもまして解かりにくい。
きっと駅のホームで待ちぼうけ食らわされたんだよ。フられたんだよ(欄外で言い訳すんな)
07. ペット 【61文字】
“犬猫は三叉路に埋める決まりなんだよ”
そう言って、祖母は畑の縁に小さな穴を掘った。
穴の中のクッキーはとても小さな犬だった。
******
初めて固有名詞使いました。
実のところ実体験です。クッキーはうちの犬の名前でした。あと10文字残ってたら、『私はまた少し泣いた。』と入れたかったんですけど…。
08. 癖 【63文字】
「あ」
小さなつぶやきを耳が捉えた瞬間私は凍りついた。
「あはv私間違えちゃったみたい」
固まったままの私に死刑宣告がいいわたされた。
******
三人称の地の文が多いので一人称視点で。
私にはコミカル路線は向かないという見本か…
09. おとな 【66文字】
「人はね、大人でありたいと思ったとき、既に大人なんだよ」
――だから 君はもう、立派な大人さ
「叔父様って酷い人ね」
少女は嫣然と微笑んだ。
******
一文字オーバー
別に近親相○ではありません。
ちょっと背徳の香り漂うエロスな文が書きたかったんです。そんな筆力ありませんでした。
服一枚も脱がなくてもエロス、て文章が目標なんですけど…。
10. 食事 【65文字】
「私が死んだら食べて頂戴」
「髪も骨も爪も、魂まで全部食べ尽くしてね」
天国にも地獄にも行かずにすむように
二度と神様に捕まらないように
******
珍しくきっかりで。
食事=カニバルは陳腐かなぁと思いつつせっかくだから書いてみる。
書きたいフレーズは入ったからまぁ満足です。
字数制限がある文章って余白の使い方が大事だよなァ…
痛感してるけど私にそういうセンスは存在しないみたいです…。
11. 本 【65文字】
人間は言葉を得て意思疎通手段を、
文字を得て記憶力の大半を失った。
では、本を得て、人間はどれほどの想像力を失ったのだろう?
******
65字かっきり。かってな言い分なので中身はあんまり気にしないでください…。
だからこれは場面描写じゃないでしょうと思いつつこういうのがけっこう好きだったりするので
始末に負えません。
それにしても括弧込みだと65文字があんだけ窮屈なのに括弧をとりはらっただけでとたんに字数が
10文字ぐらい増えたみたいに楽になるのはどうしてでしょうか?
12. 夢 【66文字】
「夢をみるのは子供の仕事だけど、大人でなければ夢は叶えられないのよ」
標的に銃を突きつけ、女は淡々と語りかけた。
「それがあなたの敗因」
******
1文字オーバー
いつもより場面描写にこだわってみました。
今気がつきましたがこの短文登場人物が女ばっかりだ…。
13. 女と女 【67文字】
「いい加減にしてよ!もうあたしにかまわないで!」
「いい加減にするのはそっちよ!一人で大きくなったとでも思ってるの!」
母娘とは、闘いだ。
*******
ぴったりに削ろうか最後まで迷いましたが、2文字オーバーで…。
姉妹にしようかと思ったけど、なんか生々しいのでやめにしました。
14. 手紙 【68文字】
「ボイジャーのメッセージが誰かに届く確率ってどれぐらいあるかな?」
「それこそ天文学的に低いんだろうね。でも…」
それは決して、0じゃない。
******
う。ちょっと苦しい3文字オーバー。野口さんお帰りなさい記念。
時にボイジャーって知ってる人いるのかしら…?
ボイジャーは太陽系の探査機で初めて太陽系の外へ到達した人工物です。1号2号あってそれぞれぜんぜん違う方向へ地球からのメッセージをもって飛んでったわけですが…地球外生命体が住んでそうなところへ到達するにはあと150億年ぐらいかかるそうです。まあ、とっくに人類絶滅してるでしょうけど…。
だいたい1行の核になるフレーズから書き始めるんですが、そこが最後の行にくることが多いですね…
ちょっと形式を変えたい。
15. 信仰 【68文字】
「神の存在なんて問題じゃない!自分の命を掛ける価値のあるものがこの世にあると信じられること!
それが信仰だろう…?」
なぜそれが分からない?
*******
3字オーバー…。これ以上無理でした。
削って削って削りまくってるうちに当初のものとはぜんぜん別物になってしまった…。
これじゃますます意味わかんないわ…。
16. 遊び 【67文字】
「ヒドいわ!私のカラダが目的だったのねッ」
「ごかいだよ、りえ!」
盛り上がる弟妹を、兄は呆れつつ眺めた。
「タダれたママゴトだな、オイ…」
*******
2文字オーバー。
1人か2人か大勢しか書いてなかったので今回は3人です。
3人分セリフ詰めるのは難しかった…。
『私のカラダが目当てだったのねッ』とかいっぺん言ってみたいと思いません?
17. 初体験 【65文字】
「実はね」
――今日は勝負パンツ穿いてきたんだけど?
真剣に囁かれた声に思わずむせ返った。
「…ッ、ゴホッ…そ、それは誘ってるのか…?」
******
65字きっかり。
題目そのまんまにとりやがりましたよこの人。
こーいうバカップルは書きやすいんです。すいません。
こーゆーのならさらっと書けるのになァ…。
18. 仕事 【65文字】
「ああチュンセさん、とうとう地球ともお別れですね」
「名残惜しいものですね、ポウセさん」
―さあ、次はどの星に生命の種を蒔きましょう?
*******
65字ぴったり。本当は『旅』で使いたかったのですが、そのときは削りきれなかったので。
知ってる人もいるかもしれないチュンセさんポウセさんは宮沢賢治の『双子の星』から
お名前いただきましたがなにぶん読んだのが小学生のときなので名前だけの似非です。
賢治先生すいません。賢治先生ファンの方もすいません。
19. 化粧 【65文字】
鏡を置くと、弟とばっちり目が合った。
「うわー怖ェー…目のデカさ2倍ぐらい違うし」
「バカね。真の女の怖さはこんなもんじゃ済まないわよ?」
******
65文字。
だんだんコメントが思いつかなくなってきた。
1から追っていくと自分の心理状態が如実に現れてておもしろいかもしれない。
最初のころなんて鬱々だったし。最近はゆるゆるだし。
20. 怒り 【66文字】
「あ…」
圧倒的な恐怖に押しつぶされ、体からくたりと力が抜ける。
再び、強い揺れ。
「逃げろ!崩れるぞ!?」
警告の叫びが遠く霞んで聞こえた。
******
1文字オーバー?手直ししてたらわかんなくなった;
大地の怒りみたいなかんじで。相変わらず場面描写がへた…orz
21. 神秘 【66文字】
目の前の光景に胸が震えた。
今死んでも惜しくないとさえ思えるほどの至福。
遠く地球を見下ろし微笑む。
「ただいま、みんな。私…帰ってきたよ」
******
1文字オーバー。どうやら本格的に治りません。できは良くなってると思うんだ…け…ど…
いつの間にやら半分超えていて私が一番ビックリだ。常に3日坊主のくせによく毎日一題と
かやってるね。何?今年東海地震きちゃう?
とうとうストックがなくなったので考えて書かなきゃな…
22. 噂 【65文字】
「まーまー、人の噂も75日…」
「75日経つ前に恥死ぬわ!!」
何を言おうが鉄壁の笑顔はゆるぎもしない。
「畜生…死んだら化けて出てやる…」
******
65字ぴったり。
うう。初案で100字だったから削ったらなんかおかしいことに…。
やっぱり短いなァ65字って。600字書くのはあんなに苦しいのにこの違いは何…。
23. 彼と彼女 【68文字】
「しかし私はもう年を取り過ぎた…」
女は笑って男に口付ける。
「わたしは貴方の最後の女、貴方はわたしの最初の男。ほら、お互い特別でしょう?」
******
68字。限界。
私が書く男はバリエーションが少ない。バリエーションが少ないのは男だけじゃないけど…。
24. 悲しみ 【66文字】
「貴方を引き止められるなら、いくらでも足掻いてみせるのに…」
貴方は決して止まらない。私を顧みたりはしない。
涙すら届かない、この悲しみを。
******
1字オーバー。ポエムですか?急に恥ずかしくなってきた…。
25. 生 【65文字】
「この国ではね、健康な人間が死ぬのは勝手だけど、病人に死を選ぶ権利はないの」
チューブだらけの彼女の姿は、痛々しいのに目が離せない。
******
65字。
場面・・・なんでしょうかコレ。自分で書いといてアレですけど、長い文章から切り抜いたみたいに唐突過ぎる文が多い気が・・・。
【66文字】
「私の赤ちゃん…」
抱きしめると、愛おしさがこみあげてきてそっと唇を寄せた。
世界中の喜びと、安らぎをあなたに。
今日から私は、母になる。
******
1字オーバー。
上がネガで下がポジみたいな(だったら対にしろよ)
そろそろ息切れが…。
26. 死 【66文字】
「死にたくない」
少年の顔は既に土気色で誰の目にも死相は明らかだった。
「死にたくない…!」
彼を生かしているのはただ意志の力のみだった。
******
1字オーバー…どうして…どうしてはみ出すの治らないんだろう
【65文字】
「ああ…あの人が迎えに来てくれたみたい」
少女のような顔で老婆は微笑んだ。
「さよなら」
命が費える瞬間までも、彼女は確かに美しかった。
******
今回もネガとポジで。生と死ってすっごく二面性のある事象だとおもう。
27. 芝居 【65文字】
「仮病でいいんだよ、仮病で!絶対うまくいく!」
「でも…」
君の思いつきはうまくいった験しがないよ。
彼は懸命にもその言葉を飲み込んだ。
*******
なんとか65字。お題から外れまくってるますよ。
02と交換するべきだよコレ…。
28. 体 【65文字】
右手を見る。無事だ。
左手を見る。問題ない。
右脚を見る。くっついてはいる。
左脚を見る…こりゃヤバイかも。
だが、とにかく生きてはいる。
******
初案でぴったり65字。こんなにすんなりかけたのは久しぶり。
29. 感謝 【65文字】
「今宵の収穫の恵みに神へ感謝を…てね」
「貴方が祈るのは神じゃなくて悪魔じゃないのかしら?泥棒猫さん?」
喉元に薄い刃の感触があった。
******
65字。
昨日今日のは個人的にはうまく出来たと思ってます。
30. イベント 【65文字】
「ねぇー、この行列一体どうなってんのよー?」
「ふっ、甘いぞ千夏。
昔の待機列といったらそりゃあもう、こんなもんじゃ済まなかったわよ」
******
65字。千夏って誰だ。
オタクのイベント=コミケという図式。誰かここから私を救って…。
31. やわらかさ 【65文字】
目の前の細い肩を抱きしめた。
ああ、柔らかいな…
「ちょ…!突然どうしたのよ…」
すぐ元の俺に戻るから、もう少しこのままいさせてくれ。
*****
65字。
クサい。その上変態くさい。
っていうかセクハラだろうそれは…
いつも書き終わってから恥ずかしくなる…。
32. 痛み 【65文字】
「母さん、痛みって何?」
自らを真紅に染めた幼子が問う。
「哀れな、子…」
鉄の身体。鉄の心。
傷ついても、痛みを自覚することもできない。
******
65字。あまりできがよろしくない。
ロボットかサイボーグか…。なんにしろ抽象的になりすぎ。
その日に読んだもんに影響受けすぎだなー…。
33. 好き 【64文字】
「あなたのこと、好きになりたかったわ」
「――でも、無理だったの…」
だから、私の世界から消えて。
そうすれば、私は完璧なままでいられるから…
******
お題に反して殺伐としてしまった…。
『好き』がこんな内容になってるなんて、なんか、鬱っていうより精神的に荒れてる…?
34. 今昔(いまむかし)
【65文字】
「こんな町、大嫌いだったのに…
絶対戻るもんかって誓ったのに…」
だって、なくなっちゃうなんて知らなかった。
今は思い出も全て、水の底。
******
65文字。
あと6題…カウントダウンなのに激しく息切れ中。
40日で40題はやっぱり無謀か…
35. 渇き 【63文字】
「ちゃんと水分取らなきゃ、熱射病になるからね」
「ああ」
灼熱の太陽に焦がされ、渇いているのは、勝利を求めるこの精神。
ああ…夏だ。
******
63字。ここ一週間はちゃんと字数内に収まってます。ようやくつかめてきたか…?
ちょっと外れましたが、夏ですので高校球児のイメージで書いてみました。
36. 浪漫 【62文字】
絵葉書が届いた。
遠い南の島から。
満点の星空と一行の言づて。
『次は、君と一緒に見上げたい』
「さっさと帰ってきなさいよ…バカ」
******
うわ寒い。何も考えないで書いたら思ったよりバカップルになってしまった…。
めずらしく62文字
37. 季節 【64文字】
「汗はかくし、化粧はげるし、虫わくし、夏なんて大っ嫌いだけど…」
夜空では、大輪の花が咲いて散る。
「夏の夜の匂いだけは、好きだな…」
******
もう終わりかけですが夏ですし。
夏は嫌いですが夏の空気は好きです。
【64文字】
「読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋ねぇ…」
ドサリと雑誌が落ちる。
「理由をつけなきゃいられないほど、実は皆秋が嫌いなんじゃない?」
******
いえ私は秋好きですよ。
ただなんか、秋だけ標語みたいにそういわれるのが不思議で…。
【64文字】
「見てー!畑のとこ、すっごい霜柱!」
「わっ!すごい真っ白!」
そっと足を踏み入れると、ザクリと砕ける冷たい感触。
冬ってなんて楽しい。
******
64字。
最近踏んだらザクザクいうほどの霜柱ってみかけなくなりました。
子どものころはしもやけできるぐらい踏んで遊んだのに…。
【63文字】
「もう嫌ッ!目ェ取り出して洗いたい…」
「今すぐ杉をこの世から消したい…」
世の中に 絶えて杉の木なかりせば 春の心はのどけからまし。
******
すいません私は花粉症じゃないです。
中のは在原業平の『世の中に絶えて桜のなかりせば〜』のもじりです。業平先生ごめんなさい。
反省の意味をこめて消しませんが、あきらかに出来が悪すぎる…。
38. 別れ 【62文字】
「さよならなんて、言わないからねッ!」
膨れっ面の娘。
涙を必死に堪えているのが哀しく、とても愛おしい。
「ありがとうな、美咲…」
*******
62文字。
父娘ですよ。バカップル路線だけど恋人じゃないんですよ。
39. 欲 【64文字】
「あれもこれもそれも手に入れて、これ以上まだ先を望むの?」
「当ったり前じゃない!欲がなかったら人間中身も外身も向上できないの!」
******
64字。会話文のみって本当はよくないと思うんですが…。
欲がありすぎると自滅するけど、まずやろうと思う意欲がないとなにごとも向上しませんよね…。
私なんて欲がないから技量も器量も向上しませんて(笑…えない)
40. 贈り物 【64文字】
胸に手を当てる。
鼓動がする。
名前も知らない誰かの心臓が刻む音が。
「私と『貴方』には幸せになる義務がある。そういうことでしょう?」
*******
64字。
とうとう40日で40題制覇しました!
恥ばかりさらしてるきますけど、今だけは一日一題がんばったと自己満足させてください
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